VICTORIA ヴィクトリア州
州都:メルボルン
1. マセドン / Macedon
3. ゴールバーン・ヴァレー / Goulburn Valley
4. ギップスランド / Gippsland
5. ジーロング / Geelong
6. ヤラヴァレー / Yarra Valley
7. ラザグレン / Ratherglen
8. モーニントン ペニンシュラ / Mornington Peninsula
ヴィクトリア州は、オーストラリア大陸南東部の「下顎」に当たる位置にあります。
本土では最も小さい州で、その面積はイングランドとスコットランドを併せた程度で日本と比較すると6割ぐらいの大きさですが、人口はオーストラリア国内で二番目に多く、人口密度では一番の州です。 ヴィクトリアの州名は、1851 年にニュー・サウス・ウェールズから分離した当時の統治者であるヴィクトリア女王から名付けられました。
メルボルンは1850年代に起きたゴールドラッシュを経て、工業都市として発展。1902年オーストラリア連邦が誕生すると、キャンベラができるまでの25年間、首都として機能していました。現在でもシドニーに次いで、金融の中心地となっており、また「世界で最も住みやすい街」に選ばれ、1956年には、オリンピックが開催されました。テニスのオーストラリアン・オープン、オーストラリア・ルール・フットボールのグランド・ファイナル、国内最大の競馬「メルボルン・カップ」、F1グランプリなど、メルボルンほどスポーツに多くの観客が集る都市は他に類を見ません。
ヴィクトリア州は州全体が葡萄栽培に適している為、他の4つの州とは異なり、葡萄栽培が海岸と山地に隣接している産地だけでなく、州の各所で葡萄栽培が行われています。1860年代、ヴィクトリア州(以下VIC州)は「John
Bull's Vineyards(英国民のブドウ畑)」として知られていました。それはVIC州のワイン産出量、および英国向け輸出量が国内最多であったためです。しかし、1800年代の終わりにフィロキセラの被害に遭い、ワイン産業は一時衰退しましたが、1900年代中盤から盛り返し、現在では約300のワイナリーがヴィクトリア州に存在します。