Derwent Valley ダーウェント・ヴァレー地区
TASMANIA タスマニア
州都:ホバート
1. ダーヴェントヴァレー / Derwent Valley
2. コールリバーヴァレー / Coal River Valley
3. タマーヴァレー /Tamar Valley
* ノースウエスト/North West
* ノースイースト/North East
* イーストコースト /East Coast
* ヒュオンチャネル /Huon Channel
地球上最も空気と水が綺麗なタスマニア。バス海峡によって本土と隔てられたタスマニア島約250キロ南とその周辺の島々は、オーストラリアで最も小さな州を形成し、大きさは北海道の80%ほどの面積です。南緯42度から43度に位置するタスマニアは公害や大気汚染がありません。地球儀を見て頂くと解りますがこの緯度上にはタスマニアから東へ移動するとニュージーランドのマールボロとクライストチャーチの間を通り、その先は南米の南端を過ぎ、そこからタスマニアまでは海が続く為に一切空気の汚れが風としてタスマニア上空を覆わないのです。その為北西の端にあるCape
Grim岬には地球上の大気を観測する地点があり、雨水のミネラルウオーターが販売されているほどです。
メルボルンとタスマニア州北部の港町デボンポートを結ぶフェリーは、タスマニアの重要な交通手段で約12時間を要します。また、タスマニアの名称は、1642年にこの島を発見したオランダの航海士エイベル・ジャンスン・タスマンに因んで付けられました。
ホバートはオーストラリアで二番目に古いヨーロッパ人の入植地で、今日でも州政府の多くの職務は植民地時代の建物で行われ100年以上もの建物が観れます。シアター・ロイヤル(1837年建立)は、オーストラリアで最も古くから営まれている劇場です。サラマンカ・プレイスの水際にある倉庫群は、この町が捕鯨基地であった時代から変わっていませんが今では、レストランや世界各地から参加者を集めて毎年行われるヨットレースは、シドニーやメルボルンから、ホバートのダーウェント河口までやって来ます。
タスマニア州の葡萄栽培とワイン造りは、ニュー・サウス・ウェールズ州を除くどの州よりも長い歴史を持っていますが、1860年から1960年までの100年間は事実上、葡萄栽培は行なわれませんでした。タスマニアの気候は葡萄の栽培に適さず、公式的な見解からも葡萄を栽培することは不可能と判断されていたからです。その見解が間違いであることが明からになってからは葡萄畑が各地に広がりました。ピノ・ノワールとシャルドネの栽培が最も多く、現在はシャンパーニュに代わるスパークリングの産地として注目されています。その次にはアロマティックナ品種としてリースリング、ピノグリ、ソービニヨンブランなどが栽培されています。