ワイラウ・ヴァレーの中でも冷涼な西端に位置する2つの畑から選りすぐられたピノ・ノワールから造られています。特別にロゼ用として収穫された低収量のピノノワールは果皮に触れる時間を最小限にするために収穫後すぐに圧搾され、そのまま果皮と共に果汁を漬けます。少し落ち着かせた果汁をよりデリケートな果実の特徴を保つために低温で発酵させます。このロゼは果実味や香りだけを強調するのではなく、質感と深みのある飲み物として味えるワインを念頭に置いています。

特徴的な22年、今年はやはり早い収穫期を迎えた年であったし、ヴェレゾン時には深刻なほどの降雨があったので実が大きくなり収穫量はやや多めとなった。

収穫を3月10日に開始し、これまでの中で最も早く収穫を終えることができた。

それほど暑いヴィンテージではなかったので、フレーバーはしっかり保たれていたけれどもブドウがデリケートな状態を感じられたので、熟すとみるや直ぐに摘み取った。

4月は平年の19％しか雨量がなかったので助かり、収穫前のほぼ最後の1ヶ月は雨が降らなかったので非常によかったです。

今年は糖度がやや低いため、よりエレガントで洗練されたワインに仕上がっていますが、それでも私たちが求めるテクスチャーは表現できています。

Alcohol: 12.7%

Titratable Acidity: 7.6 g/L

Residual Sugar: <1.0 g/L

Harvest Period: 10 – 16 March

Brix at Harvest: 21.7 – 21.9